◆お知らせ

こちらは日本ヨーガ禅道友会公式ホームページです。

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◆2024年度「ヨーガ禅オンライン講座」第Ⅱ回の配信は終了いたしました。引き継ぎ、受講申し込みは受け付けております。詳しくはオンライン講座のページをご覧ください。(2024.10.1)

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本部定例研修会は、2024年度後半は9月1日(日)開始です。
東日本定例研修会は、2024年度後半は9月1日(日)開始です。詳しくは各ページをご覧ください。(2024.8.31)

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『ヨーガ禅 道友』第97号を発刊いたしました。取り扱い図書のページをご覧ください。掲載検索(抜粋)もしていただけます。(2024.5)

事務所業務時間のお知らせ
業務時間:月~土 12:00~16:00
※本部定例研修会休講日(夏休み・冬休み)と祝日は、休業いたします。
※業務時間内でも、電話に出る事ができない場合があります。ご容赦ください。
※FAX 、メール、ホームページ問い合わせ・予約は、24時間受信いたしますが、対応は業務時間内とさせていただきます。(2023.10.22)

◆オンライン講座

ココロとカラダをよみがえらせる

2024年度ヨーガ禅オンライン講座

第Ⅱ回

配信期間:9月15日(日)0:00~30日(月)23:59

内容担当
日頃のヨーガと瞑想
~いつものように~
井上信男
《概要》

★配信日程:2024年6月、9月、11月、2025年1月 ( 各講座 約1時間30分 )

★受講料 (4講座): 会  員  3,000円
            非会員  5,000円 (同時入会の方は3,000円)

★オンデマンド配信です。
(配信期間中であれば、お好きな時間に何度でもご視聴していただけます)

※Zoomアプリはダウンロードする必要がありませんので、お気軽にご覧いただけます。

配信期間内容担当
配信は終了いたしましたゆっくりとカラダ・イキ・ココロを調えましょう
アーサナ(三種) 呼吸法と瞑想法の基礎
福島正人
9月
15日(日)~30日(月)
日頃のヨーガと瞑想
~いつものように~
井上信男
11月
15日(金)~30日(土)
ヨーガの仕組みを知り、
やさしい形で実感しましょう
池田洋子
2025 年1月
15日(水)~30日(木)
毎日の行事としてのヨーガ黒目恭子
※配信の内容、担当は変更することがあります。ご了承ください。
*ご視聴のながれ

①ホームページ〈オンライン講座お申込み〉から講座受講をお申し込みください。
・お申し込みの際、お名前、会員(会員番号)・非会員、メールアドレス、電話番号を必ず入力してください。
・自動返信メールに振込先口座を記載していますのでご確認ください。

②指定の口座に受講料をお振込みください。
・申し込まれた方の名前でお振込みをお願いいたします。振込人名義とお名前が異なりますと、入金確認ができません。振込手数料はご負担ください。
※受講料(4講座)会員 3,000円・非会員 5,000円

③入金確認をもってお申し込み完了とさせていただきます。
・お申し込み完了メールを送らせていただきますのでご確認ください。
※お申し込み完了メールが、ご入金後数日たっても届かないときはお知らせください。

配信前日までにメールでパスコードをお送りいたします。ホームページのオンライン講座のご視聴欄からZoomのページを開き、パスコードを入力してご視聴ください。

〘注意事項〙
・「yogazen-doyu.com」からのメールを受け取れるように設定してからお申し込みください。
・ご視聴にかかる通信料は受講者のご負担となります。
・スマートフォンやタブレットで視聴される場合は、携帯、通信キャリア各社との契約によっては通信料が高額になる場合がありますので、Wi-Fi環境下でのご視聴をお勧めいたします。
・視聴URL、パスコードを共有したり、SNSやブログなどに記載したりすることはお断りいたします。
・講座の録画・録音、インターネット上にアップロードすることはお断りいたします。
・インターネット回線状況などでご視聴が困難であった場合でも、返金はいたしかねます、予めご了承ください。

※上記注意事項をご確認の上お申し込みください。
ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

※フリーメール(Gmail・Outlook・Yahoo!メール)等をご利用の方から、自動返信メールが届かないというお問い合わせが届いております。迷惑メールに振り分けられている場合がありますので、迷惑メールフォルダや削除フォルダ等をご確認ください。
※お申込み・お問い合わせを送信する前に、「yogazen-doyu.com」を受信リストに追加してください。また、URL付きメールが拒否されていないかなど、自動返信メールやパスコードが確実に受信していただけますようにメール設定の確認をお願いいたします。

《事務所》

業務時間:月~土 12:00~16:00
※本部定例研修会休講日(夏休み・冬休み)と祝日は、休業いたします。

電話:075-748-7722
FAX:075-748-7721
メール:jimukyoku@yogazen-doyu.com
※業務時間内でも、電話に出る事ができない場合があります。ご容赦ください。
※FAX 、メール、ホームページ問い合わせ・予約は、24時間受信いたしますが、対応は業務時間内とさせていただきます。

2023年度 オンライン講座

第Ⅰ回(担当:萬里小路和美 )

第Ⅱ回(担当: 武田真弓 )

第Ⅲ回(担当: 野﨑雅代 )

第Ⅳ回(担当: 濱川香雅里 )

2022年度 オンライン講座

第Ⅰ回(担当: 山口康子 )

第Ⅱ回(担当: 池田洋子 )

第Ⅲ回(担当: 竹川裕子 )

第Ⅳ回(担当: 玻名城富士子 )

2021年度 オンライン講座

第Ⅰ回(担当: 八田捷也

第Ⅱ回( 担当:井上信男

第Ⅲ回(担当: 福島正人

第Ⅳ回( 担当: 成川弘子

◆本部定例研修会(眞福寺)

ヨーガの普及に努めてきた 故 佐保田鶴治先生の教えを基に、1963年より続く研修会です。お気軽にご参加ください。

【概要】

理論研修
「ヨーガ・スートラ勉強会」
参加費  会員500円・非会員1000円
講師  福島正人

実技研修
基本的なアーサナからはじめます。初心者でも気軽に参加できます。

学習会(座学)
西尾秀生先生の講座はアーサナの実習はありません。


*当日会場にお越しください。開始30分前より会場に入れます。
*バスタオルやヨーガマット等をお持ちください。
* アルコール消毒、マスクの着用は個人でご判断ください。検温は行いません。
* 講座終了後にお茶をご用意しております。講師に質問などがありましたら、お気軽にお話しください。
*土曜午前10時、日曜午前10時現在、京都市に警報発令の場合はお休みです。

13:30~15:30
土曜日実技研修
日曜日実技研修/ 学習会

【予定表】2024年9月~11月

9月

土曜日 13:30~15:30

日程担当
9月7日井上信男
9月14日萬里小路和美
9月21日黄瀬史子
9月28日小田みゆき

理論研修
日時  9月15日 12:15~13:15
参加費  会員500円・非会員1000円
講師  福島正人

日曜日 13:30~15:30

日程担当
9月1日横田成子
9月8日八田捷也(実習と理論)
9月15日福島正人
9月22日休み
9月29日西尾秀生先生
「クリシュナ神話と仏教説話」
担当講師の予定は、予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

10月

土曜日 13:30~15:30

日程担当
10月5日井上信男
10月12日野﨑雅代
10月19日松本ゆみ
10月26日休み(教師会)

日曜日 13:30~15:30

日程担当
10月6日竹川裕子
10月13日八田捷也(実習と理論)
10月20日西尾秀生先生
「シッダールタの誕生とインドラの誕生」
10月27日休み(教師会)
担当講師の予定は、予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

11月

土曜日 13:30~15:30

日程担当
11月2日井上信男
11月9日大江玲子
11月16日小寺孝子
11月23日黄瀬史子
11月30日小田みゆき

理論研修
日時  11月20日 12:15~13:15
参加費  会員500円・非会員1000円
講師  福島正人

日曜日 13:30~15:30

日程担当
11月3日丹羽順子
11月10日八田捷也(実習と理論)
11月17日福島正人
11月24日西尾秀生先生
「ヨーガ・スートラにおける輪廻」
担当講師の予定は、予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

【費用】

会員非会員
土曜日の実技研修1000円1500円
日曜日の実技研修・学習会1000円1500円

※特別講習・特別講演(講話)などの参加には別途費用がかかる場合があります。

【指導講師】

日本ヨーガ禅道友会教師が担当

【用意するもの】

バスタオルまたはヨーガマット等(畳を汚さない為に敷きます)

【会場】

鶴林山 眞福寺
〒612-8032
京都市伏見区桃山町鍋島28-1
ご住職 中野錬浄様 

アクセス
JR奈良線 桃山駅から 歩3分
近鉄 桃山御陵前駅から 歩10分
京阪 伏見桃山駅から 歩10分

※お車でお越しの方は、近くのコインパーキングをご利用ください。

◆東日本定例研修会(北とぴあ)

ヨーガの普及に努めてきた故佐保田鶴治先生の教えを基に、京都で1963年より始まった研修会が首都圏でも開催になりました。お気軽にご参加下さい。

【概要】

*3月から会場が変わりました。
*定員、予約制は廃止いたします。当日会場に直接お越しください。
*アルコール消毒、マスクの着用は個人でご判断ください。検温は行いません。

13:30~15:30
土・日曜日実技研修
10:00~12:00
土・日曜日学習会
<実技研修>

月1~2回(土・日曜日)…アーサナの基本
基本的なアーサナからはじめます。初心者でも気軽に参加できます。

<学習会>

「もっとヨーガを知ろう」と題して、講義や実技、質疑応答も入れながら交流のある研修です。

【費用】

会員非会員
実技研修1500円2000円
学習会1500円2000円

※特別講習・特別講演(講話)などの参加には別途費用がかかる場合があります。

【用意するもの】

ヨーガマット等(木床のため)

【研修会予定表】 

2024年10月~11月

会場:王子北とぴあ 地下1階多目的ホール 

<実技研修>

受付:13:10~
研修:13:30~15:30
参加費: 会員 1500円・非会員 2000円

日程実習するアーサナ担当
10月5日(土)半月の体位野口昌恵
10月13日(日)壮美の体位吉成礼子
11月10日(日)魚の体位濱川香雅里
11月24日(日)鷲の体位池田洋子
担当講師の予定は、予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。
<学習会>「もっとヨーガを知ろう」

受付:9:30~
研修:10:00~12:00
参加費: 会員 1500円・非会員 2000円

日程内容担当
10月13日(日)日頃のヨーガで大事にしたいこと
~実習と質疑をまじえながら~
池田洋子
担当講師の予定は、予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

*午後の実習に参加される方は、そのままホールにて軽食を取ることができます。

【会場】

王子北とぴあ
〒114-8503 東京都北区王子1-11-1
TEL:03-5390-1100

東日本定例研修会の問い合わせ
TEL:080-1248-0280(武田)

〈アクセス〉
東京メトロ南北線 王子 5番出口 直結
京浜東北線 王子 北口 徒歩 2分
都電荒川線 王子駅前 徒歩 5分

※お車でお越しの方には、地下駐車場がご利用いただけますが、駐車場スペースが限られておりますので、車での来館はなるべくご遠慮くださるようお願いします。

◆取り扱い図書

道友誌のご紹介

その他の書籍はこちら>>

『ヨーガ禅 道友』(400円 税込み)

1973年に創刊された『道友』は、A5判で64~132頁の会報誌ですが、内容はとても豊富で読みごたえがあります。禅話(佐保田鶴治)をはじめ、ヨーガを学んでいると出会う『ヨーガ・スートラ』の講義の連載や、バックナンバーには『バガヴァッド・ギーター』の講義、夏期特別研修会のゲストのお話なども掲載されています。

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〈97号〉より
97号目次(2024年5月発行)

禅話
★『安心立命』 
     ーその3ー
              

佐保田鶴治


今号の禅話は95号の続きです。 (96号は休載)。

カルマの法則の意味合い、カルマの法則とヨーガを行ずる事との関係性、その深い意味。 これらをわかりやすい例を示しながら論理的に説いておられます。

『ヨーガの修行ってことは、ただ顔がきれいになるとか,体が健康になるとか、そんなちっぽけなものじゃないんです。……』

佐保田先生がヨーガを実践される皆さんに託された真のメッセージを是非感得してください。

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〈96号〉より
96号目次(2023年11月発行)

第57回ヨーガ禅 夏期特別研修会
特別講演

 ★「比叡山の修行について」
          ーその1
比叡山観明院住職 叡山文庫文庫長
      宮本祖豊師


今号より、第57回ヨーガ禅夏期特別研修会における宮本祖豊師の特別講演「比叡山の修行について」を連載します。比叡山観明院住職の宮本師は、仏様のお姿を直接感得する修行[好相行]をまた比叡山で最も厳しい修行の一つである[十二年籠山行]を満行されたお方です。

96号は「その1」として、1200年前に最澄上人がお生まれになった時代から、延暦寺の焼き討ち・再建等の様々な史実と共に、比叡山の修行がどのように今に続いてきたのかを丁寧にお話しくださいました。師資相承、脈々と受け継がれていくなかで、修行の厳しさは、以下の本文からも読み取ることができます。

「比叡山の修行というのは独特の考えを持って行不退といいます。一遍行に出たら不退、退いてはいけないというんです。ですから回峰行者は常に自決用の短刀を腰に差して歩きます。(略)万が一、脚を折ったなどということで歩けなくなったら、その場で自害をする、こういうことなんです。」(「行不退」より)

97号以降は、実際に宮本師が上記の行不退の決意で挑まれた[好相行]のお話、[十二年籠山行]のお話、私達が日常生活に生かせる仏教の慈悲深い教え、質疑応答などと続きます。

2回のドクターストップを受けながらも、決してあきらめることなく渾身の力を込めて、過酷で壮絶な厳しい修行を満了された宮本師の力強いお言葉で語られる「一隅を照らす」の精神が、皆様の身体にも心にも響いていくことと思います。

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〈95号〉より
95号目次(2023年5月発行)

 アーサナの研究 (36)
★「山の体位」 
東京道友 鈴木眞佐子 (教師)


ヨーガ禅道友会教師の鈴木眞佐子さんは、93歳の現在も週1回、教室でヨーガを指導しています。

 今回紹介するアーサナ「山の体位」は、鈴木さんが30年間師事したヨーガ教師、ペール・ウィンター氏(故人)から学んだものです。ウィンター氏は佐保田先生、道友会ともご縁があり、『道友』8号には氏の寄稿文が掲載されています。

 山の体位は5種類の動きを連続して行います。「複雑な動きではありませんが、これをゆっくりと、じっくり感じながら集中して行いますと、体の深いところまで響いてくるような、そんな感覚になっていきます(本文より)」 

 鈴木さんの気力・体力の源はここにあるのでは…と。本文を読みながら、じっくり取り組んでみたくなります。

 また、『道友』4号から94号まで、「アーサナの研究」として掲載されたものを一覧表にしています。是非ご活用ください。

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〈94号〉より
94号目次(2022年11月発行)

 禅話
★『安心立命』 
     ーその1ー
              

佐保田鶴治


禅話は、佐保田鶴治先生が体操の初めや勤行のあとで、その時々の思いや考えをお話しくださったものです。

「現代の人々にとってはこういう知識が大きく役に立つかもしれない。日本の人々の行き詰った思想を打開する手だてになるかもしれない」。(ヨーガ禅道話 人文書院 P.204 より)
このお言葉は、佐保田先生の禅話に込めた思いの発露とも思えます。
94号では、1978年(昭和53年)千葉へ足を運ばれた時のお話を「安心立命」と題して掲載しています。

「みんな心が安らかになって安心してこの世を生きていくことができるという状態」が仏教の根本目的であるにも関わらず、それを人々にもたらすことができない現代の仏教・僧侶に対するもどかしさ、その要因の歴史的背景を切々と話されています。それはあたかも現代の仏教・僧侶への𠮟咤激励にも聞こえます。

どの禅話もそうですが、お話は古びるよりも混迷の今の時代にこそ必要と思える内容です。禅話を読み進めると、必ずや皆様の琴線に触れる言葉に出会えることと思います。そして、読むごとに心に響く新たな言葉が見つかります。
まるで、佐保田先生が今のあなたに教えてくださっているように。

『ヨーガ禅道話』
佐保田鶴治 著
人文書院(1,500円+税)
『続ヨーガ禅道話』
佐保田鶴治 著
人文書院(1,500円+税)
『八十八歳を生きる』
佐保田鶴治 著
人文書院(1,500円+税)

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〈93号〉より
93号目次(2022年5月発行)

 ~追悼記念~
★『ヨーガ教師の役割』 
     ーその1ー
              

スワーミー・マヘーシャーナンダ師


昨年ご逝去されたスワーミー・マへーシャーナンダ師を追悼し、1999年8月1日に比叡山西教寺で開催された、日本ヨーガ禅道友会第15回教師会総会における記念講演「ヨーガ教師の役割」を掲載します。今号は「その1」です。

 スワーミー・マへーシャーナンダ師は、インド、ロナワラのカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所の精神的指導者として、長年にわたりヨーガの神髄をご教授くださいました。
 お招きしたヨーガ禅夏期特別研修会の特別講演では、その都度ヨーガの本質を示され、これまでの講演は『道友』に掲載されています(※掲載号は当サイトで検索できます)。
 この「ヨーガ教師の役割」の中で、スワミジは、一般社会におけるヨーガ教師の役割と意義についてわかりやすく説明されながら、「ヨーガを教えるということは、教師個人の人格やライフ・スタイル全般に関わってくることだ」と強調されます。
 また、ヨーガ教師は単にヨーガの知識や技法を教えるだけでなく、「無自覚のうちに生徒に与える影響についても大きな責任を負っている」と喚起を促します。そのため、ヨーガのような伝統的な東洋文化の知恵を伝承する体系を伝えていく役割を担うには、教師にそれ相応の覚悟と深い自己修養が必要とされることを示し、「教えの価値を守るのは、最終的には教師個人の努力にかかっている」というのが、スワミジからわたしたちへの明快なメッセージです。

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〈92号〉より
92号目次(2021年11月発行)

★『バガヴァッド・ギーター』 
第二章を読む ー前半ー
              

大阪道友 成川弘子(教師)

 ヨーガ禅道友会では、毎夏、全国の道友が集い寝食を共にする2泊3日の夏期特別研修会を開催してきました。例年、会場となるのは滋賀県大津市の古刹、琵琶湖を眼下に望む西教寺です。研修会では、実技や座学に加え、国内外からの招聘ゲストによる特別講義、インドの舞踊や音楽鑑賞などが行われ、毎回、ヨーガの研鑽を積む貴重な場となっています。

 コロナ禍の2020年は止む無く開催を中止し、2021年は1日限りの開催ということで、第55回ヨーガ禅夏期特別研修会は、7月17日に実施されました。三密回避のための万全な工夫のもと、限られた時間の中で実技、座学、サット・サンガなど計15講座が行われ、各地から集まった限定100名の参加者がヨーガに勤しみました。

 表題は、第55回ヨーガ禅夏期特別研修会の座学の一つで、ヨーガ禅道友会教師・成川弘子による講義です。ヨーガを学ぶ上で読んでおきたいヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター』、そのエッセンスが詰まっている第二章を取上げ、優しいことばとわかりやすい解説でその教えを読み説いていき、難解とも言われる『ギーター』を身近なものへと誘います。

 今号では、講義の前半を掲載しています。物語の背景や登場人物の魅力などを織り込みながら、ベースとなるサーンキヤ哲学の二十五原理、解脱への三つの道等を解説しています。

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〈91号〉より
91号目次(2021年5月発行)

★近代ヨーガ・システムを学ぶ 
その8「ヨーガの教授法」
              

マノハール・L・ガロテ博士

 2000年7月30日から8月4日まで、インドのカイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所からマノハール・L・ガロテ博士を招いて、「近代ヨーガ・システムを学ぶ」をテーマに5泊6日の集中学習会が行われました。
 ガロテ博士は、カイヴァリヤダーマの創設者スワーミー・クヴァラヤーナンダの直弟子で、師の理念の基、ヨーガの伝統に根ざしつつ科学的な態度で学術的研究に勤しみ、広くヨーロッパや南米各国でも教授活動を続けてこられました。
 この講座の連載は、『道友』84号(2017年)から始まり、今号8回目を迎え、理論講座の最終回となります。「ヨーガの語源的コンセプトの理解」から、ヨーガの歴史や流派、『ヨーガ・スートラ』におけるヨーガの定義とアーサナ、プラーナーヤーマなど技法との統合性について等、全回を通してヨーガが示す広いテーマを俯瞰しながら本質の理解につながる講義でした。

最終回のテーマは「ヨーガの教授法」です。
 「教師は常に、研修、研鑽を続ける必要がある」とはじまり、「教師というのは、その学びが起こるように刺激をする人、生徒の側に学びが起こるような条件を作る人です」と。
 ヨーガの原理原則にのっとったプログラミングの仕方や、個々の生徒のレベルに応じた段階的指導法等、具体的なサジェスチョンを与えてくれます。
 そして、こうすると「多くの生徒に最大多数の最大幸福が満たされていきます」としめくくられました。

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〈90号〉より

90号目次(2020年11月発行)

「ヨーガ・スートラ その14」佐保田鶴治

 この連載は、昭和55年11月2日から翌年4月26日まで、21回にわたって行われた『ヨーガ・スートラ』の講義を転記したものです。『道友』77号から連載されていて今号は「その14」です。講義のテキストは『解説ヨーガ・スートラ』が使用されました。『解説ヨーガ・スートラ』は大きく三つの部分から構成されています。中心となる本文(三昧章、禅那章、自在力章、独存位章)に前後して「ヨーガ・スートラを読む人のために」と「ヨーガ・スートラ入門」という、本文の理解に欠かせない二章が付されています。連載の内容はこの二章を中心に講義されたものです。「その14」には、心の働き「チッタ ブリッティ」、転変「パリナーマ」、転変のメカニズムなど詳しく解説されています。『ヨーガ・スートラ』は大変難解ですが、この連載を通して『ヨーガ・スートラ』に親しんでいただけたらと思います。

「ヨーガを深く理解し、ヨーガの正しい姿を知る上に、どうしても読まなければならないのは、いうまでもなく、ヨーガ・スートラです。ヨーガ・スートラは、ヨーガの思想を組織的に記述した最も古い文献であって、ヨーガの根本教典と仰がれているものです」「どんな立派な教えでも、伝えられていくうちに、色々な雑物が混入して、しまいには元のものとは似ても似つかぬものになるのです。教えやみちは、立派なものであるほど、たえずその原始にかえって、いずまいをただす必要があります。根本教典は、いずまいをただす際のかがみ(鑑)になるものです」(『解説ヨーガ・スートラ』P2より)

『解説ヨーガ・スートラ』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)
『ヨーガ根本教典』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)
『続・ヨーガ根本教典』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)

ご注文はこちらから

『ヨーガ入門(改訂版)』
佐保田鶴治 著
 ベースボール・マガジン社 (1,300円+税)


本書は昭和50年(1975年)に刊行された旧著が絶版となったので、佐保田鶴治博士(1899~1986)の生誕100年を記念して、旧著の長所を生かし、ヨーガを学びやすいように工夫され刊行された。
 インドで5000年にわたり連綿と伝えられた教えを、身体と呼吸とココロ、すなわち調身・調息・調心の一体化にありとし、そのための必須条件として四原則を説く。
(1)動作はすべてゆっくり、なめらかに行う。
(2)呼吸と動作を一致させる。
(3)意識を集中して行う。
(4)緊張と弛緩の調和をはかる。

 病弱であった著者は還暦を過ぎてからヨーガを実践し、健康体を手にすることができたと述懐。本書において、ヨーガの実際を具体的に説明し、人々がココロとカラダの健康をよみがえらせて、生きるよろこびを持つことができる手だてとして、ヨーガを万人にすすめている。

『ヨーガのすすめ』
佐保田鶴治 著
ベースボール・マガジン社(1,300円+税)

『ヨーガ禅道話』
佐保田鶴治 著
人文書院(1,500円+税)

『続ヨーガ禅道話』
佐保田鶴治 著
人文書院(1,500円+税)

『八十八歳を生きる』
佐保田鶴治 著
人文書院(1,500円+税)

『般若心経の真実』
佐保田鶴治 著
人文書院(1,600円+税)

『ヨーガ根本教典』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)

『続・ヨーガ根本教典』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)

『解説ヨーガ・スートラ』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)

『ヨーガの宗教理念』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)

『ウパニシャッド』
佐保田鶴治 著
平河出版社(1,800円+税)

『ヨーガ禅 道友』(400円 税込み)

『ヨーガ禅 道友』
合本第Ⅱ巻(2,500円税込み)

聞き書き抄
『解説 ヨーガ・スートラ』
石田祐雄 監修(2,500円税込み)

『ヨーガ』
番場一雄 著
平河出版社(3,800円+税)

『佐保田鶴治先生 講話』
DVD(1,500円税込み) 

『80歳のヨーガ 八田捷也』DVD (3巻セット 4,500円税込み)

『ヨーガ・アヴィヤーサ 八田捷也』
DVD(10,000円税込み)   

【書籍は、電話・FAX・メール・お問い合わせよりご注文ください】

《事務所》

業務時間:月~土 12:00~16:00
※本部定例研修会休講日(夏休み・冬休み)と祝日は、休業いたします。

電話:075-748-7722
FAX:075-748-7721
メール:jimukyoku@yogazen-doyu.com
※業務時間内でも、電話に出る事ができない場合があります。ご容赦ください。
※FAX 、メール、ホームページ問い合わせ・予約は、24時間受信いたしますが、対応は業務時間内とさせていただきます。

※下記は現在取り扱っておりません。

佐保田鶴治著
『ウパニシャッドからヨーガへ』 昭和52年4月 平河出版社

『インド正統派哲学思想の始源』 昭和38年 2月 創文社

『ウパニシャッド文学と其の哲学思想』 昭和23年 6月 白楊社

『古代印度の研究』 昭和20年 6月 京都印書館

◆ヨーガとは

ヨーガは、インドで生まれ5000年の歴史を経て完成されたココロとカラダの健康法といえます。このヨーガは、ここに 紹介しますように、体操、呼吸法、瞑想法の三つから成り立っています。若い人はもちろん、老人にも無理なくできるみんなの健康法です。

代表的な体位体操

たとえ、短時間でもヨーガをやれば、肩こり、腰痛、不眠症などの不快症状がなくなり、健康感が取りもどせ、ココロもすがすがしくなり、幸福な日々が得られます。

三角の体位

頭をヒザにつける体位

ねじりの体位

らくだの体位

肩立ちの体位
弓の体位

呼吸法

呼吸は、自分の意志でコントロールできます。ということは、呼吸をとおして自分のカラダとココロをコントロールできるということです。

瞑想法

瞑想は、ヨーガの本命、体操も呼吸法も、瞑想の準備段階といえます。ココロがととのってこそ、人間の心身のバランスがたもてるわけです。

◆ヨーガ禅®の四原則

ゆるやかな動作で行う

呼吸と動作を一致させる

意識を体の一部に集中させる

緊張と弛緩を交代させる

ヨーガ禅®はこの四原則をもっとも大切にします。

ヨーガ体操は、以上の四つの特徴をそなえることによって初めて、ほかの体操法では実現できない著しい健康効果を発揮することができるのです。正しいヨーガ体操を行うことにより、全身の神経組織の中を流れる神経情報を円滑に調整して、全身に活性と調和をもたらすことができます。その結果、自律神経・中枢神経の働きが積極的に調和し、ホルモンや酵素の分泌がうながされ、身体の健康と心の健康が、相互的に誘発しあいながら強められていくのです。

日頃のヨーガ

ヨーガを自分のものにするには、「日頃のヨーガ」という言葉を忘れてはなりません。ヨーガ体操は、毎日怠らずに実行することがいちばん大切なのです。体操の難易や実習時間の長短はそれほど大切ではありませんが、毎日できれば一定の時間に規則正しく実習することは、何にも増して重要なポイントです。毎日ヨーガを続けていれば、それが生活の一部になってしまいます。
「日頃のヨーガ」を実行すると、個人の精神的なものが変化していきます。

●情緒安定
●明朗
●平穏な心
●幸福感と充実感
●不動の信念
●創造性と自主性
●解放感
●感覚を超越した心の目が開く
●万物に対する慈愛にみちた心

つまり、「一隅を照らす人」になるのです。

簡易体操

1⃣ 基本体位

2⃣ 上体を前に伸ばす

3⃣ 上体を後ろに伸ばす

4⃣ 上体を左右にねじる

5⃣ ワキを開く(1)

6⃣ ワキを開く(2)

7⃣ ワキを開く(3)

8⃣ ワキを開く(4)

「ヨーガ禅」は 一般社団法人 日本ヨーガ禅道友会の登録商標(登録番号: 第4970367号)です。

◆佐保田鶴治プロフィール

佐保田鶴治 (さほたつるじ)

ヨーガ禅の提唱者であり、日本ヨーガ禅道友会の創設者である佐保田鶴治氏はインド哲学の学者です。
京都帝国大学文学部を卒業後、立命館大学、大阪大学で30数年間教授生活を送りましたが、若いころから虚弱体質で、60歳を越えるまで、満足な健康感を味わったことがなかったと言います。そこで大学を退官してから、あるインド人にヨーガの手ほどきを受け、自らも研究し、日々ヨーガ実践の生活に入ったところ、今までの自分が信じられないほどの健康感を獲得することができたと言います。以来、請われるままに人々にもヨーガを教える身となりましたが、20数年間に及ぶヨーガ普及の功績は、亡くなってから37年を経た現在でも多くの教え子達の手によって受け継がれています。(『ヨーガ入門』より)

西暦 和暦   年齢  概要(著書)
1899年明治32年 2月11日福井県鯖江市に生まれる
1917年大正6年  18歳生涯の師、岡田虎次郎と出会う
1919年大正8年  20歳京都帝国大学文学部哲学科入学  静坐会に参加、回心の体験をする
1922年大正11年  23歳 同卒業
1924年大正13年  25歳 立命館大学予科教授
1943年昭和18年  44歳  『印度古代史』弘文堂書房より出版
立命館大学法文学部文学科教授
1944年昭和19年  45歳立命館東亜研究所研究員、京都大学文学部講師兼任
以降龍谷大、京都学芸大講師兼任
『古代インドの研究』(京都印書館)
『印度の社会に就いて』秋田屋より出版
1945年昭和20年  46歳『ウパニシャッド(訳注)』弘文堂より出版
『古代印度の研究』京都印書館より出版
1948年昭和23年  49歳立命館大学文学部教授
『ウパニシャッド文学とその哲学思想』京都白揚社より出版
1950年昭和25年  51歳京都帝国大学において文学博士の学位(旧制)を受ける
1954年昭和29年  55歳大阪大学文学部教授(インド哲学講座)
1959年昭和34年  60歳立命館大学名誉教授
1961年昭和36年  62歳インドのM.Pクリヤン青年からヨーガの手ほどきを受ける
1962年昭和37年  63歳大阪大学定年退官後、大阪大学名誉教授
1963年昭和38年  64歳『インド正統派哲学思想の始源』創文社より出版
学校法人立命館理事
1964年昭和39年  65歳ヨーガ研修録第1号発刊
1966年昭和41年  67歳園田学園女子大学教授
『解説ヨーガ・スートラ』恒文社より出版
1967年昭和42年  68歳『静座のすすめ』(共編著)創元社より出版
『ヨーガのすすめ』ベースボール・マガジン社より出版
インド滞在。各地のヨーガ道場を訪ねる
インド思想や、仏典の講義を始める
1969年昭和44年  70歳『機械文明と人間の生き方』4 「機械文明と宗教」(科学情報社)
1970年昭和45年  71歳インド仏蹟巡拝
1971年昭和46年  72歳叙勲 勲三等瑞宝章授章
1973年昭和48年  74歳『ヨーガ根本経典』平河出版社より出版
NHKラジオ「宗教の時間」に出演(「ヨーガに学ぶ」)
宗教法人「日本ヨーガ・アシラム」設立 
日本ヨーガ禅道友会会長に就任
1974年昭和49年  75歳 
アシラム開設1周年記念夏期研修会開催(京都・桃山御陵)
1975年昭和50年  76歳NHK・教育テレビ」「宗教の時間」に出演(「ヨーガのおしえ」)
ヨーガ研修会(宇治市・心華寺)
『ヨーガ入門』池田書店より出版
インド各地のヨーガ道場巡訪(~S51.)
1976年昭和51年  77歳『ヨーガの宗教理念』平河出版社より出版
佐保田鶴治喜寿記念特別ヨーガ研修会(宇治市・心華寺)
1977年昭和52年  78歳『ウパニシャッドからヨーガへ』平河出版社より出版
東京信用金庫ヨーガ禅部発足
南インド各地のヨーガ道場巡訪(~S53.)
1978年昭和53年  79歳『続ヨーガ根本経典』平河出版社より出版
京都近畿放送(現KBS京都)放映
1979年昭和54年  80歳 『ウパニシャッド』(訳注:改訂版)平河出版社より出版
NHK教育テレビ「現代人と信仰」に出演
1980年昭和55年  81歳『解説ヨーガ・スートラ(改訂版)』平河出版社より出版
「ヨーガと禅」というテーマで天竜寺師家平田老師と対談(NHK京都放送局)
1982年昭和57年  83歳NHK総合テレビ「現代人と信仰」に出演
NHK教育テレビ「初歩のヨーガ」13回シリーズに出演
『初歩のヨーガ』(日本放送協会)平河出版社より出版
『般若心経の真実』『ヨーガ禅道話』人文書院より出版
1983年昭和58年  84歳 
『婦人百科』のビデオ収録(NHK京都放送局)
『続ヨーガ禅道話』人文書院より出版
1984年昭和59年  85歳NHKラジオ第1「人生読本」3回シリーズに出演(「ヨーガに支えられて」)
1985年昭和60年  86歳NHKラジオ第2「宗教の時間」に出演(「仏にめざめる」)
第1回日本ヨーガ禅道友会教師会開催(京都観月橋・月見館)
1986年昭和61年  87歳 
9月11日自宅にて逝去
『八十八歳を生きる』人文書院より出版

◆2024年活動予定

2024年活動予定

日時開催名場所
1月13日(土)本部定例研修会開始眞福寺
1月14日(日)東日本定例研修会開始川口総合文化センター・リリア
1月26日(金)
~28日(日)
2024年度教師認定試験特別研修西教寺
2月4日(日)恩師佐保田鶴治先生ご生誕125年記念会眞福寺
2月4日(日)2023年度教師認定証書授与式眞福寺
5月中旬『ヨーガ禅 道友』第97号発行
6月30日(日)本部定例研修会(前半)終了眞福寺
7月12日(金)第7回定時社員総会西教寺
7月12日(金)
~14日(日)
第58回ヨーガ禅夏期特別研修会西教寺
7月25日(木)
~28日(日)
2024年度教師認定試験西教寺
7月下旬東日本定例研修会(前半)終了王子北とぴあ
9月1日(日)本部定例研修会(後半)開始眞福寺
9月上旬東日本定例研修会(後半)開始王子北とぴあ
9月8日(日)恩師佐保田鶴治先生
39回忌墓参会
宝塔寺
11月中旬『ヨーガ禅 道友』第98号発行
11月下旬2025年度教師認定試験受験者募集
詳細は『ヨーガ禅 道友』第98号に掲載
12月上旬東日本定例研修会終了王子北とぴあ
12月15日(日)本部定例研修会終了眞福寺

※変更の場合はご容赦ください。

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◆Q&A

Q:ヨーガは宗教ですか?

A:ヨーガはいわゆる一般にいわれる宗教には馴染みません。何かに依存するというのとは、正反対と言ってもよいでしょう。今の自分の身体はどうか、自分の心の状態はどうかということを観察し、「自分の感じ方」を大事にします。頼るのは何よりも自分自身だ、ということです。

Q.しかし、佐保田先生は「ヨーガは宗教である」と言っていますが?

A:会報『道友』誌には、「ヨーガは宗教である」という宣言文があります。ここでの佐保田先生の趣旨は「本来の宗教はこうあるべきだ」というものです。「自分に確固とした信念をもたらすもの」それを佐保田先生は「あるべき宗教」と定義しています。ですから一般に宗教といわれている、多くの人々に共通する儀式・経典・殿堂・制度・機関等という意味ではありません。佐保田先生の考え方でいうと、「ヨーガをやっていくと、自分に確固とした信念をもたらします」から、ヨーガは真の宗教ということになるのです。

Q.そちらでやっている「ヨーガ禅」は、インドの「ヨーガ」と日本の「禅」を適当にくっつけたような感じがしますが?

A:日本の「禅」の語源はディアーナと言って、インドに伝わるヨーガの行法のひとつです。昭和40年代に日本で流行した「美容体操のヨガ」と区別するために、このように名付けられました。

Q.ほかでやっている健康のためのヨーガをどう思われますか?

A:身体が健康になることはすばらしいことです。いろんな団体がヨーガをして、多くの方が健康になれば、いいと思います。そのうえ心の方も、明るく、平和であればもっといいです。

Q.ヨーガにはレベルの違いがあるのですか?

A:佐保田先生は、「ヨーガは幼稚園から大学院に至るまで、すべての機能を具えている大きな学園のようなもの」と述べておられます。これはヨーガ修養のレベルの違いをうんぬんする、といった意図ではありません。老若男女誰でもが、好きな時に入学できる総合学園で、入園すればいかなる人も順序よく教育を受けて、それほど無理をするようなことがなくても、大学院にまで進むことができるというわけです。ヨーガを学び、自分の身につけるよう怠らず勉めていくならば、ほどなくヨーガの長所を生かして、心身の健康を保ち、やがて明快な判断、鋭敏な直感に恵まれ、人間の最高目標に向かって行くことができるのです。